スワップとは?

FXで利益を出す方法として、レバレッジを大きく設定しておき日々の為替変動によって利益を得る方法とは別に、スワップによって利益を得る方法があります。

ではスワップとはどういうものなのでしょうか? それを説明する前にFXでのお金の取扱いについて知る必要があります。

まずレバレッジを20倍と設定したとして、10万円の元手がある(ここでは必要証拠金を考えない)とすると、200万円の取り引きが出来る、ということになります。ではその差額の190万円はどこから来るのでしょうか?

これはもちろんFX業者から借りることになります(少し語弊があるかもしれませんが。) そして借りたお金で外貨を購入します。この購入した外貨は自分の手元に来るのではなく、自動的にFX業者に貸す(預ける)ことになります(これも少し語弊があるかもしれません。) つまりここでは、借りるのとほぼ同時に貸すという動作が生じます。FXではこのようにお金が扱われます。

そこで、金利のことを考えてみましょう。借りた場合には返す際にもちろん金利を払う必要がありますし、逆に貸した場合には返してもらう時に金利を受け取ることになります。この時に、借りたお金の金利と貸したお金の金利には差が発生し、この金利差のことをスワップ金利(スワップポイント)と言います。

現在、日本では金利が非常に低い状態にありますが、外国では数%という国がほとんどです。そのため、借りた日本円の金利よりも貸した外貨の金利の方が高くなり、当然のように利益が発生します。

まとめると、スワップとは2つの通貨の金利の差によって利益または損失を出すことです。そして、現在の日本の金利と外国の金利を比較すると、外国の金利の方が圧倒的に高く、外貨にしておくだけでスワップによる利益を受け取る事が出来る、ということになります。